【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

…春。
私は澪。そして私は春。

そうか、奏多は私の…。

私は暦のものではない…。

今、そっちへ行くよ。奏多…。

「なにっ、澪!記憶が戻ったというのかい?」

暦は、ありえないと驚いている。

「澪ではない。私は春。澪に私の記憶を共有させた。お前の術は、私には効果がない。今までの事全て、澪は知っている」

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