【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「くそっ、なんで澪が呼んでないのにお前が…」

「私が呼んだ。私は春の番の者。春を呼び出せるのは澪だけだと勘違いしていたようだな」

「お前が禁忌の術を研究している事は既に報告した。神の器をもつ澪の血を使い実験しようとしていた事も。後の事はあちらの世界、龍王様によって決められる」

「ふっ。そんな簡単に捕まると?」

「気づかないのか、既に包囲されている事に」


「えっ…」
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