【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「ことっ…。いつ!?」

「雨で泊まってった日」

待て待て待て。パニックだ。
私には全く覚えがない。眉間にシワがよる。

「俺、風呂から上がったら、澪がキスしてほしいって言ったから、した」

真顔でそんなことを言う奏多。

奏多が嘘をつくとは思えないけど、言った記憶もない。

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