【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

ガラガラガラ。
おばさんに続いて部屋に入ると、奏多と隣には奏多のお父さん。初めて見たけど奏多のお父さんってすぐ分かるなぁ。

「こんにちは、お邪魔します。おじさん」

「やぁ、澪ちゃん。久しぶりだね」

「はい、おじさんもちゃんとこの目で見えてますよ!」

そうか、と嬉しそうに笑ったおじさんを見て、私も嬉しくなった。
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