【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「その妖が何て言ったか、覚えているかい?」

「うーん、願いを叶えてくれるって言ってた。名前は春だって」

「…そうか。」

おじさんは隣にいる奏多に視線を移すと今度は奏多が話し始めた。

「澪、身体のどこかに蓮子の花のような模様はない?」

「蓮子?それはどんな花なの?」

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