【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

奏多は持っていた携帯の画面をこちらに向けると、そこには綺麗なピンク色の花が写っていた。

「綺麗なお花。これが蓮子の花。
…そういえば、腰の辺りに花のような形の痣が」

「…澪、その痣を見せて欲しい」

「え?奏多に?ここで?」

「ごめん、澪。大事な事なんだ」

奏多、凄く真剣な顔…。

「…分かった」
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