【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

私は着ていたTシャツを少し捲り、奏多に背中を向けた。

「澪、ありがとう。澪と澪のお母さん、今から大事な話しをするから真剣に聞いて欲しい。」

さっきからずっと険しい顔の奏多。花の痣があるのと何か関係があるんだろうか。

私はお母さんの隣に座って奏多を見つめる。

「澪の目が見えるようになった原因が分かった」
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