【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に
「この世界には妖が存在する。その中には悪さをする為に人間に取り憑くものもいる。人間に取り憑いた妖を祓うのが俺たち、陰陽師。
だけど稀に、人間と契約を結ぶ妖がいる。妖はその人間の願いを叶える代わりにその身体を要求する。
ただ取り憑いただけの妖は祓う事が出来るけど、契約が結ばれると陰陽師でも祓う事が出来ない。
そして、妖と契約を結んだものには、身体のどこかに蓮子の花の模様が浮かぶとされている」
「蓮子の、花…。私の腰にあるのは?」