【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

目を開くとその瞳は金色に輝く。

「爽と言ったな。お前はその女から目を離すな。何が狙いか分からない」

「うお、初めて見たけどすげえな。了解!美月は俺から離れるなよ」

「うん…」

「…来るぞ。」

小さな虫のような物が徐々に集まり、大きな塊になる。群れを作り、体を大きく見せているようだ。

その姿を見て、奏多も結界を作ろうと構える。
< 85 / 248 >

この作品をシェア

pagetop