【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

春が前に立ち問いかける。

「何者だ。お前たちの居場所はこちらではない」

「…それは、貴様も同じだろう。なぜ貴様のような者がこちらにいる。」

「答える義理はない。ここで何をしている」

「…霊力のある体は美味い。こちらによこせ。」

「なるほど、それが目的か。爽、こいつらは人間の体を喰らう。美月に近づけるな」

「分かった、美月こっちだ」

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