今夜、色のない君と。
陽の光を浴びられない少女



***



───チリンチリン



「こんにちは秋野さん」


「あ、緒都くん。おーいっ、花夜ちゃーんっ。緒都くんきたよーっ」



───ガチャ



「緒都くんやっほ」


「うん」



数日後、僕は例の小説を読み終えた。


話の内容や流れも頭にインプットしてある。



学校帰り、いつものように僕は文聖堂に立ち寄った。



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