溺甘系朧咲夜【完】


「余計話しにくいですっ」


「見えないの嫌だったんだろ? ならこれでいいだろ」


「私の頭昨日から爆発しそう過ぎなんですがっ⁉ 先生私を爆死させたいんですかっ⁉」


「爆薬処理も心得てるから安心していいぞ?」


「リアルに答えないでください! 先生なら爆発物処理班の範囲が出来ても不思議ないですけどっ! ただの比喩ですっ!」


ん? 爆薬は関係ないのか?


「もういいです……私壁見てるんで勝手に話してください……」


「なんでそんな無機質な……じゃあ勝手に話すぞ?」


咲桜が俺から視線を外して窓の方(壁?)を見て、遠い目をし出した。


昨日から咲桜、叫んでばかりだな。


……俺の所為なのか? それはちょっと咲桜を困らせすぎただろうなぁ。


少し柔らかく話すか。


「まず、俺を好きだと認めてもらおうか?」


「いきなり爆弾投下しないでくださいーっ‼」

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