【完】女子校に行くはずだったのにっ!
「あ、はい・・・」


「奏多様、もう済みました、
花瓶を置いてください」

もう一人の黒服の女性が
奏多をなだめるように言った。


「・・・・・・」


奏多は怒りの表情のままだったが
花瓶をもとの場所に戻した。


「幸奈様、ご安心ください、
この男は私が気絶させましたので」


「あ、ありがとうございます・・・
でも、大丈夫なんですか・・・?」


「ご安心を、あとで処理しておきますので・・・」


処理・・・

「そう言えば、なんで気づいたんですか?
それに入ってきたんですか?
その二人が内カギ掛けてましたが・・・」


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