【完】女子校に行くはずだったのにっ!
「拾ったって・・・、
人の弟を捨て犬みたいに・・・」


「久しぶりだな、・・・兄貴」


「・・・えぇ、そうね。
・・・久しぶり、将司」


「相変わらず、
気味の悪い喋り方だな・・・」


「・・・・・・」


「・・・。
俺、他の所にいるわ」


場を察したのか、
大地が部屋を出て行った。


「あ!コンビニの袋置きっぱなしじゃない!
まったく・・・」


あたしは袋の中から限定スイーツを取り出し、
冷蔵庫に入れた。


「相変わらず、女子みたいだな?」


「それ、褒めてるわけじゃないんでしょ?」


「当たり前だろ?」


< 118 / 295 >

この作品をシェア

pagetop