【完】女子校に行くはずだったのにっ!
・・・・・・


しばらくあたし達の間に沈黙が流れた。


「まぁ、座って!」


わざと明るく言った。


将司は素直に床にある座布団に座ると、
勝手に話をしだした。


「父さんが、たまには帰って来いって」


「え?父さんが・・・?」


「あぁ・・・」


「・・・勉強が忙しいから
帰れないって言っといて?」


「・・・自分で言えよ!
・・・なんで父さんも兄貴も!
俺は伝書鳩じゃないぞ!?」


「嫌よ、父さんと話すと
すぐ説教になるんだもの!
やんなっちゃう!」


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