【完】女子校に行くはずだったのにっ!
その日の夜、
さっそく父さんと将司を
リビングに集めて、話を始めた。

「父さん、将司。
俺・・・ううん・・・あたし!
実は女の子みたいな遊びが好き!
服も、女の子が着るような服が好き!
だから、道場の跡取りはあたしじゃなくて、
将司のほうが向いてると思う!」


父さんと将司は驚きを隠せないようだった。


次に父さんが怒鳴る、
そのあと何時間か説教されて・・・、

「お前にはもう道場を任せられない。
仕方がないが将司を跡取りにする」


・・・きっとこうなる!


説教さえ我慢すれば、将司もあたしも、
幸せになれる。

なりたい自分になれる。

そう思ってたのに・・・。


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