【完】女子校に行くはずだったのにっ!
「そ、そうなの?」


「うん!あ、でも・・・」


「・・・え?なに?」


「ん?そういえば奏多って今と違って
昔は大人しかったな~って」


「え!?あの奏多が!?」


にわかには信じられない言葉だった。


「そう・・・本ばかり読んでたような?
あ!あとね?」


「何々!?」

私は興味津々になって聞いた。


「奏多の親から聞いただけだけど、
奏多って病気がちでよく熱や風邪を拗らせて
何度か入院したんだって」


「ええ!?」


またしても信じられない言葉。


あの奏多が・・・


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