【完】女子校に行くはずだったのにっ!
私は奏多から少し目をそらしながら言った。


「ふーん?照れてるんだな?
・・・あれ?幸奈、なんかついてるぞ?」


「え・・・!?ッ―――!」

奏多の方を向いた瞬間、
またしても不意打ちでキスされた。


「な・・・な・・・!」


「わりぃな・・・?
あまりにかわいかったから・・・」


またしてもいたずらっぽい表情でいう奏多に
私は何も言い返せなかった。


「おっはよ~!幸奈ちゃん!」


その時、久々の声が聞こえた。


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