【完】女子校に行くはずだったのにっ!
「あら?誰かいる・・・」


「・・・え?」


ケーちゃん先輩が言ったので
私も目を凝らして寮の入り口辺りを見ると
確かに誰かが挙動不審に立っている。


「ホントだ!
なんか・・・怪しい・・・」


「えぇ・・・あっ!」


「どうしたんですか!?」


「ふふ・・・、確かに怪しいわね?
あなたの彼氏!」


「・・・えぇ!?」


近づいてみると
その不審人物は確かに奏多だった。


「奏多!?なにしてんの!?」


駆け寄って声をかけると、
奏多は安心した表情で私の肩をつかんだ。


< 249 / 295 >

この作品をシェア

pagetop