【完】女子校に行くはずだったのにっ!
「幸奈・・・何でもないのよ?」


「お母さん、泣いてたの?」


「いいえ?ちょっと目にゴミが入っただけよ?」


「そうなの?」


「えぇ!・・・あら?その子は?」


「あ!さっきお友達になったの!奏多くん!」


「こ、こんにちは・・・!」


「はい、こんにちは!」


幸奈の父親はさっきまで慌ててたのが嘘のように
穏やかな表情で言った。


「幸奈と友達になってくれてありがとう。
これからも幸奈のこと・・・よろしく頼むね・・・」


「あなた・・・」


また母親のほうが泣き出しそうな表情になった。


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