【完】女子校に行くはずだったのにっ!
「わっ・・・!」


「こっちだ!」


奏多は私の腕を引っ張ると
屋根のある所へ連れて行ってくれた。


「急に来たな・・・!
ま、すぐ止むと思う」


「奏多・・・私の事わかってないね?」


「わかってないって・・・?」


奏多が真面目な顔つきになって聞いてきた。


「だって奏多私を守るって言ってるくせに
私を安全地帯に居させようとしてるんだもん!」


「あ・・・」


「私は・・・そりゃ最初は嫌だったよ?
男子校なんて・・・というか今でも嫌だし!」



・・・でも


< 292 / 295 >

この作品をシェア

pagetop