【完】女子校に行くはずだったのにっ!
「ホントに素敵ですね!雰囲気というか、
アンティークな家具とかも・・・」


「でしょ!?私のお気に入りの場所なのよ・・・!
それと、ここのパンケーキ!とっても美味しいんだから!」


「へー!パンケーキですか!どれどれ!?」


おそらく二人はメニューを見ているのだろう。


「これよ!これ!ミルクティーと一緒に飲むと
更に美味しいんだから!」


「じゃあ、それを注文しますね!」


なんか、顔が見えないと、
ただの女子トークにしか聞こえないな・・・


30分が過ぎた。

二人はホントにただの女子トークをしてただけだったが、
幸奈が小声で話を変えた。


「あ、ケーちゃん先輩見てください!あの子!」


「え?どの子?」


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