好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
高校生になったあいつ
あいつと一緒に通うはずだったN高校に、俺は一人で進学した。
ベージュのブレザーの制服は可愛いと地元では評判がよかった。
教室で座る女子の姿を見ていると、どうしてもこの制服を着たあいつを思い浮かべてしまう。
あいつなら、どんな制服でもよく似合っただろう。
「蓮見って、snow mistのほのかと同じ中学だったってマジ?」
入学して数日しか経たない頃、まだ一度も話したことがないようなクラスメイトから声をかけられた。
ほのかが人気俳優と共演したのがきっかけなのかはよくわからないが、snow mistの知名度は急激に上がっている。
俺のクラスには、同じ中学出身のやつが何人かいる。
その中の誰かから情報を得たのだろうか。
ベージュのブレザーの制服は可愛いと地元では評判がよかった。
教室で座る女子の姿を見ていると、どうしてもこの制服を着たあいつを思い浮かべてしまう。
あいつなら、どんな制服でもよく似合っただろう。
「蓮見って、snow mistのほのかと同じ中学だったってマジ?」
入学して数日しか経たない頃、まだ一度も話したことがないようなクラスメイトから声をかけられた。
ほのかが人気俳優と共演したのがきっかけなのかはよくわからないが、snow mistの知名度は急激に上がっている。
俺のクラスには、同じ中学出身のやつが何人かいる。
その中の誰かから情報を得たのだろうか。