【短】分かって気付いて傷付けて…
「私は、もう泰己の彼女…やめるよ」
「お、おい。煌?ちょっと待てって。なんで急にそんなこと…」
「急に、じゃない。ずっと前から思ってた。もう無理だよ。泰己と私じゃ釣り合わない」
「こう……?」
「……っ。ばいばい」
腕を掴まれそうになって、私はざっと身を引いて避けてから、後退りして…そして、そのまま背を向けた。
もう、これでいいでしょう?
これで、終わりに出来るでしょう?
貴方からはけして言い出せない「別れ」を、私から告げたから…。
私はこのまま泥のように眠りたい。
「お、おい。煌?ちょっと待てって。なんで急にそんなこと…」
「急に、じゃない。ずっと前から思ってた。もう無理だよ。泰己と私じゃ釣り合わない」
「こう……?」
「……っ。ばいばい」
腕を掴まれそうになって、私はざっと身を引いて避けてから、後退りして…そして、そのまま背を向けた。
もう、これでいいでしょう?
これで、終わりに出来るでしょう?
貴方からはけして言い出せない「別れ」を、私から告げたから…。
私はこのまま泥のように眠りたい。