君に夢中で
履きなれないローファーで
通学路となる道を走った
私の理想の高校生活スタートは
ふんわり髪を巻いて、膝上10㎝のスカートに
ナチュラルメイクをして
駅で別の高校の男の子に声をかけられ出会いがある
そんなことを想像しながら昨日は眠りについた。
だけど考えすぎてまさか遅刻するとは…
私の顔はぱっちり二重で
わりと顔は整ってる方だと思う。
そんなことを考えながら走っていたら
いつのまにか駅に着き
出発しそうな電車に、急いで乗り込む。
「はぁ…っ、なんとか間に合った」
今日から高校生か
どんな生活になるかのわくわく感と
少し不安な気持ちが混ざり合う
友達できるかな…