one Love 〜知らなかった恋する気持ち〜


「桃香は普通に可愛いし、その純なとことか、男から見たら超魅力的だよ?」

「え、それは……」


ない、と……。


「いやいやいや、超可愛いよ! もう純太なんかベタ褒めだもん! 桃ちゃん可愛い可愛いってさぁ」

「え、そんなこと!」


うじうじ否定する私に、こころちゃんは「とにかく!」と声を上げて制する。


「好きなら、一直線でいくべき。当たって砕ける勢いでいくんだよ?」

「当たって砕ける、勢い?」

「まぁ、砕けないと思うけどね~? もし砕けたら、あたしが慰めてあげるし! ね?」

「え、う、うん……」

「あっ、そうだ! スマホ貸して?」

「え?」

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