one Love 〜知らなかった恋する気持ち〜
きかれたって……そんなこと正直に白状できない。
あのあと観覧車に乗って、それで……。
心と頭の中で思い返してみても顔から火をふきそう。
話すなんて到底無理な話……。
大丈夫⁈なんて、純太くんは心配してたけど……。
別に嫌なことなんてされてない。
ちょっと強引な感じではあったけど……ファーストキスが理玖くんでよかったな、なんて……。
あー、やだやだやだ!
何思っちゃってるの、私は!
バカバカ!
でも、それって私が理玖くんを好きだから思うことであって、好きでもない人が相手だったら……。
「ねぇ、りーくぅ?」
えっ……?