one Love 〜知らなかった恋する気持ち〜


きかれたって……そんなこと正直に白状できない。

あのあと観覧車に乗って、それで……。


心と頭の中で思い返してみても顔から火をふきそう。


話すなんて到底無理な話……。


大丈夫⁈なんて、純太くんは心配してたけど……。

別に嫌なことなんてされてない。


ちょっと強引な感じではあったけど……ファーストキスが理玖くんでよかったな、なんて……。


あー、やだやだやだ!

何思っちゃってるの、私は!

バカバカ!


でも、それって私が理玖くんを好きだから思うことであって、好きでもない人が相手だったら……。


「ねぇ、りーくぅ?」


えっ……?

< 242 / 405 >

この作品をシェア

pagetop