停留所で一休み
「もう~、何でそう思うの?」
「姉ちゃんが、こんな朝早くから料理してるなんて、信じられないから。」
しばらく見つめ合った後、廊下にいる克己の横を、私が投げたお玉が通った。
その後なんとか、母のいない状況を説明した。
「んだよ。お袋が婦人会の旅行に行ったって、早く言えよ!」
「一泊だけなのに、わざわざあんたに言う必要ないでしょ!!」
朝の食卓で隣同士に座る私と克己は、ご飯をかき込みながら口ケンカしている。
「姉ちゃん。みそ汁のわかめ、生のやつ使っただろ。」
「当たり!さすが、分かる?」
「切れてないんだよ!わかめが!!」
克己は、みそ汁の中で大きく広がったわかめを、箸で持ち上げた。
「姉ちゃんが、こんな朝早くから料理してるなんて、信じられないから。」
しばらく見つめ合った後、廊下にいる克己の横を、私が投げたお玉が通った。
その後なんとか、母のいない状況を説明した。
「んだよ。お袋が婦人会の旅行に行ったって、早く言えよ!」
「一泊だけなのに、わざわざあんたに言う必要ないでしょ!!」
朝の食卓で隣同士に座る私と克己は、ご飯をかき込みながら口ケンカしている。
「姉ちゃん。みそ汁のわかめ、生のやつ使っただろ。」
「当たり!さすが、分かる?」
「切れてないんだよ!わかめが!!」
克己は、みそ汁の中で大きく広がったわかめを、箸で持ち上げた。