停留所で一休み
その時、本村君が真恵叔母さんに話しかけた。
「池田さん。」
「はい?」
「今の女性の幸せって、それだけじゃないんですよ。」
「そうなの?」
「仕事をしている方が、幸せだって言う人もいますから。出海さんはどちらかというと、そっちのタイプなんじゃないでしょうか。」
せっかく助け舟を出してくれたって言うのに。
私は逆に、本村君にイラっとした。
仕事している方が幸せ?
本気でそんなこと言ってんの?
私は、立ち上がった。
「叔母さん。もう私、帰るね。」
「出海ちゃん?」
帰りがけ、真恵叔母さんが何かを言っていたけれど、お構いなしに叔母さんの家を出た。
元々、お母さんの届け物を持って来ただけだしね。
「池田さん。」
「はい?」
「今の女性の幸せって、それだけじゃないんですよ。」
「そうなの?」
「仕事をしている方が、幸せだって言う人もいますから。出海さんはどちらかというと、そっちのタイプなんじゃないでしょうか。」
せっかく助け舟を出してくれたって言うのに。
私は逆に、本村君にイラっとした。
仕事している方が幸せ?
本気でそんなこと言ってんの?
私は、立ち上がった。
「叔母さん。もう私、帰るね。」
「出海ちゃん?」
帰りがけ、真恵叔母さんが何かを言っていたけれど、お構いなしに叔母さんの家を出た。
元々、お母さんの届け物を持って来ただけだしね。