わたしの右側、あなたの左側


誠と出会って

ひょんなことからパートナーを組んで

必然的にいつも隣にいるのがあたり前になった

でもそれ以上は先に進めないまま



そして今日、

話があると言われて

まさかと思って

やっとと思って

ドキドキしながら

いつものカフェで待っていた


カラーンと入口のベルが鳴る

振り返った先には

いつも通り爽やかな笑顔のあなた

その隣には

あの娘がいた―――

< 4 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop