追憶日和
1
「おい」
え・・・?
耳元で、誰かが声をあげている。
美江はパッと起き上がった。
一瞬、目の前にある顔が誰か分からなかった。
「何だ、正典か」
と、美江はニコリと微笑んだ。
いつの間にか眠っていたらしく、教室には2人だけになっていた。
山下正典(やました まさのり)は目を丸くして美江を見た。
「お前、寝ぼけてるだろ?」
「え?全然。―――ちょっと変な夢見ちゃったからさ。
私、夢の中でおばあちゃんになってるの。それでね――、あ、ごめん。忘れちゃった」
その言葉に、正典は笑い出した。
「お前さ、本当おもしろいヤツだな」
「そう?―――でも、本当変な夢」
美江は立ち上がって、大きく伸びをした。
え・・・?
耳元で、誰かが声をあげている。
美江はパッと起き上がった。
一瞬、目の前にある顔が誰か分からなかった。
「何だ、正典か」
と、美江はニコリと微笑んだ。
いつの間にか眠っていたらしく、教室には2人だけになっていた。
山下正典(やました まさのり)は目を丸くして美江を見た。
「お前、寝ぼけてるだろ?」
「え?全然。―――ちょっと変な夢見ちゃったからさ。
私、夢の中でおばあちゃんになってるの。それでね――、あ、ごめん。忘れちゃった」
その言葉に、正典は笑い出した。
「お前さ、本当おもしろいヤツだな」
「そう?―――でも、本当変な夢」
美江は立ち上がって、大きく伸びをした。