恋する24時 2
♡ ムジカクの自覚
「ねぇ、芽依、……わたしって変じゃない?」
月曜日、ランチで
誰もいない休憩室で二人で食べていた時
思い切って聞いてみることにした。
今まで、女の子には
そんなこと言われた事なかったけれど
みんな気を使ってくれていたのだとしたら
やっぱり直したいから……。
「……どう言う意味? みるくがヘンになった事、ないよね? いつもしっかりしてて、面倒見もよくて、お姉さんって感じだけど?」
「ん~……、仕草とか、……体型とか?」
「体型? そう言えば、今日の服いつもと感じが違って可愛かった! その事?」
「ちょっと違うけど……、服は、昨日お店の人に勧められて思い切って買ってみたんだ」
昨日の佐竹さんに選んでもらった服を
試しに着て会社に来たのだった。
スゴい、芽依が服を褒めてくるなんて
今までなかったから
よほど良かったんだろう。
「その人センスいいね、みるくが出来るOLさんみたいに、カッコよく見えるよ?」
「えっ? 本当? カッコイイ?」