恋する24時 2
「ランチ中に、山角さんが来ました」
「……由似ちゃんの所に?」
「はい、……何故か、宣戦布告されましたけど」
さすがに、居酒屋とかではないので
この前の催事で
何やっちゃったンですか?
とは聞けない。
「センセンフコク~? 何ソノあきらめる気のないヤツ ……」
可児先輩は、深いため息をついて
隣で、体勢をかえた。
でっかい犬が
上を向いて伸びをしてる感じ?
先輩でかいから
アタシのベッドじゃ狭いだろうな……。
「由似ちゃんごめん、……何故かみんなそっちに行く」
「ですね……、もう慣れました、でも、今回は可児先輩が……」
山角さんをフッた事を
言ってもいいのか? 少し迷った。
「どうかした?」
「……山角さん、フラれたと言っていたので」
「あぁ、……今はそれどころじゃないでしょ?」