恋する24時 2
「……」
うわぁ、コレ食べられるの?
「由似ちゃん、食べる~?」
「一枚頂きます」
口に入れると、パリッと香ばしい食感。
軟らかくはないけど
ギリギリ平気そう。
「残りアタシが焼くんで、お湯沸かしてもらって良いですか?」
「了解~」
アタシは新しく
同じ大きさのパンケーキを焼きつつ
こげ茶色の方にバターを乗せ
お皿にラップして軽くレンジでチンして
作ってあったポテトサラダと
先輩が沸かしてくれたお湯で
ソーセージをボイルすれば
朝ごはんになるだろう。
何とか出来た朝食をテーブルに並べて
2人で食べる。
「んま~い! 凄いね由似ちゃん、オレが焼いたのまでやわらかくなってるよ?」
「そうですね、2色パンケーキみたいで可愛いですね……」
「一瞬で美味しくできちゃうの、由似ちゃんは天才だねぇ」