恋する24時 2




「失礼します」




 明日の帰る準備をあらかた終えて

 お風呂に入り

 寝る準備もすべて終わらせ

 可児先輩の部屋に眠りに行く。



 今日は、寝る前に話をするから

 お茶っぽい飲み物を入れられるように

 マイカップと小分けのインスタントの

 コーヒーと紅茶を持ってきた。




「由似ちゃん、ここ座って?」




 先輩と、向かい合う席をすすめられる。




「コーヒーとか飲みますか?」



「ん~、じゃあブラックでお願い」




 先輩のカップにブラックコーヒー

 アタシのカップにミルクティを入れ

 言われた席に座る。




「久々の催事は疲れたでしょ?」



「はい、緊張しました」




 正直、対人スキルが鈍っていて

 対応力が落ちている部分もあり

 初日はワタワタしていた。



 先輩には

 バレてしまっていると思うけれど。



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