恋する24時 2
「……久しぶりに、商談出来て楽しかったです」
何だかんだ1ヶ月以上ぶり?
の、営業のお仕事だもんね
やっぱり復帰できて嬉しい。
あせらず、少しずつでも
元に戻れるといいな……。
「そっか、よかったね」
「可児先輩のおかげです、ずっとケアしてくれてありがとうございます」
「由似ちゃんが頑張ってるからでしょ?」
「……」
そんな事はない
あんな風に泣きわめくほど
1人では
どうしようもなかったのだから……。
何も言えず、唇をキュッと噛んで
アタシは、うつ向いた。
「……そう言えば、オレの住んでるマンションでルームシェアする話、考えてくれた?」
「あっ、……はい、えっと、一応お願いしようかと」
「了解、じゃあ今の所家賃って、いくら~?」
「7.5です」
「ん~、オレの所10だから、由似ちゃん3でいい?」
えっ!?