月夜に消えた、あの日に。
ドアを開けると、眩しい日が私を攻撃する
見慣れた道、見慣れた光景なのに
やはり、違和感を感じる。
まるで幻のような
「そうだ、手紙。」
急いで鞄に入れた手紙を開けてみると、
「高月 葉由(たかつき はゆ)より」
と書かれた手紙が確かにそこにあった。
私の名前が私の字で確かに。
「どうゆうこと…」
怖くなって立ち止まると
ドンっ
「いって。急に立ち止まんなよ。」
「す、すいません…」
この人なんか見覚えが…
その時、急に頭を殴られたような衝撃が私を襲った。
目の前が真っ白になって私は倒れた___