色付く世界の真ん中で


長い間、眠っていたきがした
目を開けると
あの男と、血塗れの私がいた

男は満足そうに
部屋から出ていった

私は男の後をおった

男は、すぐ近くのアパートに住んでいた

ただいま

何事も無かったかのように
男は発した

おかえり、ぱぱ

部屋の奥から
女の子が走ってきた
茶色い髪と瞳
そして真っ白な肌

おぉ、大人しくしてたか〜?

そういうと、男は
女の子の頭を撫でた

私と同じくらいの歳だったと思う

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