色付く世界の真ん中で
繰り返し繰り返し
彼を忘れようとして
益々好きになる
彼の繊細な手
声
唇
今はあの子が
独り占め
嫉妬しても
仕方ない
自分が汚れるだけ
分かっていても、抑えられない
恋は、なんて残酷なんだろう
好きになったのが他の誰かで
その誰かと結ばれたかった
結ばれないとわかっていて
それでも私は好きだった
この気持ちは
誰かに分かるものなのか
焦げ付き
凍てつく
抜け出せないループを
甘受してしまう
この気持ち
いっそのこと
忘れられたらいい
みんなそう思うだろう
私は嫌だ
彼との思い出は
私の生きる糧だ
人生で、1番輝いていた
間違いなく
幸せであった
断言出来る