前略、さよなら


「僕達午前中は部活だから
午後は遊ぼう」

僕はポケットに入れていた
小さく折りたたんだ紙とペンを出した。

その紙を広げて
計画を書いていく。

机がないから書きづらかった。


「部活行く時も2人でいこうね」

千代は恥ずかしそう言った。




言うのに緊張したんだろう。
ほんのり赤色に染った頬を見て
僕は思わず可愛いと思った。

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