前略、さよなら


✲*゚


それから僕らは

なかなかの接戦を見せた。


拓海はどんどんイライラしだした。

「おい、今何時だ」

「もう、3時・・・」

答えたのは千代だった。


「嘘だ、やべーよ」
「塾始まるじゃん!」


3人は大慌てだった。

その隙に僕は千代の手を引いて
走った。


「おい!ふざけんな!
まだ2時半じゃねーか!!」

拓海はスマホを掲げて
叫んだ。


< 47 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop