僕は彼女の名前をまだ知らない
何か言わなくてはと思い、口を開く。

「明日も、遊べるからね。
今日よりも1時間遅く来て!
帰ってもらう時間も今日くらいになると思うけど……
明日も遊ぼうね⁉」

「うん。ありがとう。」
眉をハの字にした彼女は言った。



それと…
「もし、誰にも相談できないことがあるなら、僕が相談にのるから。
話を聞いてあげるから。」

彼女はまた穏やかに
「うん。ありがとう。」

そして彼女は帰っていった。
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