僕は彼女の名前をまだ知らない
部屋のエアコンをつけ、ベットに倒れ込む。



さっきのあれは何だったんだろう。

ただ僕をいじめたかっただけ?
なら、彼女は作戦大成功だ。



だけど………
「その日記、ある時が来たら、君に見せようと思ってるの。だから、その時はちゃんと見てね。」

あの彼女の不安そうな声が、耳から離れない。





彼女は、どんな顔で、どんな気持ちで言ったのだろう。
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