僕は彼女の名前をまだ知らない
「あら、寛輝起きたの。」

「あー…うん。」



適当に返事をして、ソファに沈み込む。




「お母さん、今日は昼過ぎには帰るからね。」

「うん。」

だから今日は早く出るのか。そう思ったけど、なんだか面倒臭くて口には出さなかった。
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