僕は彼女の名前をまだ知らない
「寛輝ー!そろそろ車乗って!」


「はーい」



太陽は高く昇っていて、蝉の鳴き声がうるさいくらいに響きわたる。




お母さん…………

僕は思いっきり伸びをした。
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