僕は彼女の名前をまだ知らない
「こんなこと言うのおかしいと思うし...
嫌だったら忘れてくれて、全然構わないんだけど......


もう少し、ここにいて......ほしい...」

僕は人生で一番、顔が赤くなっているだろう。
僕の心拍数は、人生で一番速くなっているだろう。

それでも...

それでも...

構わない。



後悔はしたくないから。
もう二度と会えないということは、あってはいけない。
そう思ったから。



恥ずかしくて、ダサい言葉だけど、これは運命だと思った。
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