僕は彼女の名前をまだ知らない
海水浴場は、案の定、大混雑だった。
夏休みだからしょうがないと思うけど......
「初めての海、どう?」
「ううーん、なんか思った通りだね!」
いいのか悪いのかわからない感想を述べた彼女は、ただひたすら...
まるで海を目に焼きつけるかのように見ていた。
僕達は海で特にすることもなく、お店を回りまくった。
「あっかき氷だー!
やっぱ海といえばかき氷だよねー。
一緒に食べようよ!」
「あのー僕はかき氷といえば、夏祭りだと思うんだけど......」
そう反論したが、結局かき氷を買った。
赤くなった彼女の舌と、青くなった僕の舌を、二人で笑いあった。
夏休みだからしょうがないと思うけど......
「初めての海、どう?」
「ううーん、なんか思った通りだね!」
いいのか悪いのかわからない感想を述べた彼女は、ただひたすら...
まるで海を目に焼きつけるかのように見ていた。
僕達は海で特にすることもなく、お店を回りまくった。
「あっかき氷だー!
やっぱ海といえばかき氷だよねー。
一緒に食べようよ!」
「あのー僕はかき氷といえば、夏祭りだと思うんだけど......」
そう反論したが、結局かき氷を買った。
赤くなった彼女の舌と、青くなった僕の舌を、二人で笑いあった。