僕は彼女の名前をまだ知らない
そんな、僕の気持ちを察してくれたのか、彼女は「よし!餅を食べよう!」と言ってくれた。


「オーブントースターってある?」

「うん。あるけど。」

あまり家で餅を食べないから、僕は、七輪で焼く以外の調理法を知らなかった。

「じゃあ、オーブントースターで焼こっか。
私、くっつかないアルミホイル持ってきたから、これをひいて、4つ焼いてくれる?」

「わかった。」

僕は餅を焼き始めた。
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