僕は彼女の名前をまだ知らない
8月5日(月)
目を覚ますと、家にお母さんはいなかった。
今日は早く会社にいったようだ。

お母さんに顔を合わせづらかったから、ちょうどよかった。


僕は、いつものように準備をし、外に出た。

きっと外には彼女がいるだろう。
だけど、それも承知の上だ。



僕は彼女と一緒にいる。
お母さんに、僕を支配する権利などないのだから。
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