3月生まれの恋人〜St. Valentine's Day〜
『どうして・・・』
心のどこかで、
侑月ならきっと許してくれると思っていた俺は
余りにも意外な侑月の態度にポカンと口を開けた
『あたし・・・
出会っちゃったの・・。
和真に振られたあの日に。』
『出会ったって?』
侑月の発した言葉の意味が理解できずに
そう、問い掛けた時・・
『運命の人、だよな?』
突然、侑月の後ろに現れた男が
座った侑月の体を抱き寄せた。